アーカイブ | 10月, 2013

シニア×NPOインターン「マッチング・ガイド」(無料ダウンロード)

16 10月

4ヶ月に渡る「スマートシニアNPOチャレンジスクール」の研修内容や、シニアインターン事例事例がいっぱい詰まった「ガイドブック」を今すぐダウンロードできます。

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ガイドブックダウンロードリンク(URL)
http://www.npo-sc.org/PDFs/smart_senior_nonprofit_internships.pdf

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<目次>

・はじめに――シニアのスキルと経験をNPO活動に活かす
・プログラム概要

■研修編

・【シニア×SNS】ソーシャルメディア時代におけるシニアのコミュニケーション――SNSのスキル獲得でセカンドキャリア構築を
・【シニア×NPO】NPOとシニアのコミュニケーションの第一歩――シニアとNPOのマッチングに必要なこと
・【グローバル×NPO×SNS】地域・市民活動、NPO活動におけるソーシャルメディア活用の可能性――米国先端事例の共有から

NPO団体のソーシャルメディア活用事例
(1)エイズ孤児支援NGO・PLAS(プラス)
(2)日本ブラインドサッカー協会

・成功するシニアインターンシップの心がまえと事前準備――シニアとNPOとのマッチング・ポイント

■実習編

・受講者概要

「スマートシニア」インターン受入れ団体インタビュー
(1)特定非営利活動法人 WE21ジャパン
(2)特定非営利活動法人 セカンドハーベスト・ジャパン
(3)公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン

・実施前・実施後のアンケート調査

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本スクールは、NPO運営の理解を深める講座や、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアの習得を講座の参加用件に加えたことで、これまでの勤務経験を客観的に捕えることのでき、知的好奇心旺盛なシニアの方々にご参加頂けたことがスクールの成功につながったと思っています。

DSCF9989最終報告会を迎えた受講生の皆さんの清々しい表情が大変印象的でした。

(NPOサポートセンター 本事業担当 笠原孝弘)

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ガイドブックダウンロードリンク(URL)
http://www.npo-sc.org/PDFs/smart_senior_nonprofit_internships.pdf

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ソーシャルメディアのコミュニケーションでシニアとの信頼関係を育む | 「スマートシニア」インターン受入れ団体インタビュー【3】

10 10月

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NGOのイベントプロジェクト全行程を実施

高橋さん、鴇田さん、村上さんのシニアインターンを3 人受入れて、シニアインターンチームでひとつのイベント開催を担当してもらいました。新規支援者獲得イベント「care café」をインターンの2 ヵ月間で、企画会議から、広報、イベント準備・運営、実施後の参加者へのフォローアップまで、NGO イベントの一連の流れを経験してもらいました。これまでケア・インターナショナル ジャパンが開催したことのない、「団体の設立」に関するテーマを取り上げ、かつ高齢者がターゲットの企画を実施しました。シニアインターンに新しいテーマのイベントを開催してもらい、結果的には若い人の参加が目立ちましたが、「戦後」や「復興」というキーワードが若い人に響くと、団体内で気づくことができました。

シニアインターンチームの能力を活かしたイベント運営

 3 人のシニアインターンを受け入れたことで、一つの企画を任せることができました。イベントの企画会議から始まり、企画内容を詰めながら、イベントのコンテンツ収集・作成、広報用のチラシ作成・配布、アンケート作成、当日の茶菓子用意、司会進行、最後にイベントを総括した報告の全てをお任せできました。この一連の流れを自主的に実行してもらえたことで、インターンの仕事を通じて、当団体の活動内容やミッションが理解できたようです。

 ときおり3 人の仕事の仕方、性格が出来上がっているため、口論になったこともありましたが、コーディネータがそこまで介入しなくても解決できるのは、シニアインターンの特徴だと思いました。

 デザインに強いシニアインターンだったので、広報用のチラシデザイン、イベントの飾り付け、パネル展示やセミナーで登場するコンテンツ等がとても良くなりました。当団体のスタッフのバックグラウンドは国際開発畑が多く、刺激を受けました。

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シニアのニーズを細かく把握する必要性

 オリエンテーションでもっと深くインターンのニーズを把握する必要があったと反省しています。自分のスキルを生かして仕事をしたい方や、自分のスキル以外でも雑務をしたい人、他のスタッフとの交流が欲しかったとの声がありました。

 ちょうど受入れ時期が繁忙期であり、他の部署のスタッフとの交流はできず、お願いしている仕事を提供するので精いっぱいでした。正直、年齢が上の方になるので、どのように仕事を依頼していいのか悩みました。シニアインターン主導で実行してもらった中で、趣旨がずれた瞬間に軌道修正をしましたが、指示するのはやはり難しかったです。

 シニアインターンの仕事のミスマッチを少なくするために、開始後も、例えば2 週間に1 度の定期モニタリングを実施するなどニーズや仕事の進捗状況を確認する場、コミュニケーションの機会を設けると良かったかもしれません。コミュニケーションに関するルール(やりたいことがあれば迷わず言ってもらう等)や、コーディネータ、他のスタッフとの関わり方を明確にする必要があったと思います。

ソーシャルメディアが長期的な支援関係の構築に役立つ

 インターン終了後も、シニアインターンのデザイナーの方に当団体の支援者獲得向けのチラシを作成してもらいました。また、デザイン学校の先生だったシニアインターンからは、スタッフ向けにレイアウトの基礎や、2 日間かけてデザインソフトのイラストレーター講習も行っていただきました。

 2 ヵ月間のインターン受入れでコーディネートがうまくいかなかった瞬間もありましたが、終了後に関係性が強くなったと思います。特にシニアインターンがFacebook やI Tのグループウェアの操作を学んでからインターンに臨んでもらえたので、オンラインの緩やかなつながりが継続しています。インターン終了後もイベントに参加してもらえたり、印刷物のデザインのちょっとしたフィードバック等が、ソーシャルメディアを活用してもらえていることで気軽にアドバイスがもらえる環境となっています。シニアによるソーシャルメディアの活用が、NPO の長期的支援者としての可能性を広げてくれました。

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受入れ団体:公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
■スマートシニア受入れ…平日2日 / 週
活動内容:CARE は、貧困が克服され、人々が尊厳をもって安全に暮らすことのできる、希望に満ちた寛容で公正な世界を目指す。そして貧困の根絶に向けた世界的な動きの中で、グローバルな知見と起動力を発揮し、人々の尊厳に対する私たちの揺るぎない姿勢を、世界中の人々に認識されることを目指す。CARE の使命は、女性や女児に焦点を当て、世界の最も貧しいコミュニティにおける個人や家庭を支援 することにより、途上国の人々の自立を支援することである。 http://www.careintjp.org/

確実に成果を出し、団体のノウハウ蓄積・共有を強力にバックアップ | 「スマートシニア」インターン受入れ団体インタビュー【2】

8 10月

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シニアインターンがオフィス業務をバックアップ

 当団体の情報システム管理のアシスタントをシニアインターンの吉田さんにお願いしました。企業や団体から当団体に寄贈された食料品の重さ等のデータ入力や、食料品を施設に配達した記録、受領書の発行、車両管理のデータ整理(車検費用や燃油代の金額等)といった、団体内の情報整理のプロジェクトに参加していただきました。前職がI T 関連企業に勤めていた方で、とてもスムーズに仕事をお任せすることができました。なによりも、インターンとして週5 日参加してもらえたことで、情報システム担当スタッフと日々連携し、まとまっていなかった団体内のデータ整理を実現することができました。

 オフィス業務をアシスタントしてくれるシニアインターンは大変貴重だと思います。社会人経験が長いので仕事への細かい指示を必要とせず、時にはこちらが気づかない点を指摘してもらえるなど、安心して仕事を任せることができました。

担当業務以外でも活躍・交流の場を設ける

 当団体では寄贈された大量の食品を扱う、体力を必要とする仕事が発生します。受け入れた吉田さんは60 代でしたが、体を動かすことが好きな方で、水やお米などの食料品の荷卸しやパッケージ作りなどをご自身のペースで、積極的に関わっていただくことができました。

 また当団体は、高校生や大学生、主婦、外資系企業のボランティアグループ、定年退職者といった幅広い世代のボランティアに支えられている団体です。週末の炊き出しの準備・運営や、食品のパッケージ作り、難民への食品提供に様々な人が関わる環境なので、シニアインターンにとって刺激が多かったことでしょう。少し寡黙な方でしたが、話しかけると話してくれる、同年代のボランティアとの交流も良くしていました。偶然にも英語を話せるシニアインターンだったので、外国人ボランティアとの関係も非常に良好でした。得意なオフィス業務に注力してもらいつつ、気分転換に体を動かす仕事、ボランティアとの交流を経験してもらえたと思います。

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 シニアインターンのコーディネートにおいては、異なる世代でかつ大人数での仕事をお願いすることがポイントかもしれません。経験豊かなシニアインターンであるが故に、仕事への責任感やリーダーシップを、インターンを始めたばかりで発揮するのは、他のスタッフ・ボランティアとの関係を考慮すると難しいと思われます。まずはコーディネータと二人三脚で完結する一つの仕事を担当することが、シニアインターンとの長期的な関係構築の良いスタートになるでしょう。

アウトプットの質が高く、安心して仕事をお願いできるシニアインターン

今後は、当団体を支援してくれる企業や、食品を配送している施設のリストづくり等、バックオフィス業務を一層サポートしてもらう予定です。シニアインターンはやはり社会人経験が大きく、履歴書には見えてこない一般常識があり、本当に安心して仕事を任せることができます。またシニアインターンは、学生や主婦よりもライフスタイルに変動がないので(就職活動や出産など)、長期的に関わってもらえる期待値が高いです。今後も継続的に参加してもらうことができるなら、重要度の高い仕事をお願いしたいと考えています。

 今回シニアインターンを受け入れたことで、スタッフが抱えていたオフィス業務の仕事を切り分け・整理することが出来ました。次の新しい(学生)インターン受け入れで、新しい仕事内容を見据えることができた点においても、非常に助かりました。仕事内容の引き継ぎや、インターン・コーディネートなど、若い人のトレーニングもシニアインターンに期待しています。オフィス業務の仕事は一見地味かもしれませんが、確実に成果を出し、団体のノウハウ蓄積・共有を強力にバックアップしてくれたシニアインターンにはとても感謝しています。

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受入れ団体:特定非営利活動法人 セカンドハーベスト・ジャパン
■スマートシニア受入れ…平日5 日/ 週
活動内容:セカンドハーベスト・ジャパンは、まだ充分食べられるにもかかわらず、包装の不備や印字ミスなどにより、市場性がなくなってしまった食料品を食品メーカーなどから引き取り、それらを経済的に困窮状態にある方たちに再配分する「フードバンク活動」を始めた日本で最初の団体。 http://2hj.org/

NPO団体のニーズとシニアのスキルマッチングを模索する期間が大切 | 「スマートシニア」インターン受入れ団体インタビュー【1】

8 10月

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根気強く仕事内容を達成したシニアインターン

 インターネットの地図情報(Google プレイス)に当団体のネットワーク団体が運営している店舗の情報登録をお願いしました。各店舗の情報をいかに効率よく登録できるか、グーグルプレイスの仕組みを調べてもらうことから始まりました。シニアインターンの普門さんの前職は営業職であり、インターネットサービスの仕組みを説明するのに当初苦戦しました。予定では2 ヵ月で完了する仕事内容でしたが、3ヵ月間を要しました。それでも、人手不足の関係で着手できなかった内容だったので、ゴールが見えたことは非常に大きかったです。プログラム終了後も継続して担当業務のボランティアとして参加いただき、大変助かりました。

 具体的にお願いした仕事内容は、56 店舗の情報(住所や営業時間など)がまとまったデータとしていなかったので、各店舗のホームページや、紙媒体の印刷資料から情報をエクセルシートに落とし込み、データベースを作成してもらいました。エクセルで整理した情報を、Google 既定のフォーマットに落とし込み、確認作業をし、Google に56 店舗のデータベースを一括アップロードしてもらいました。
 シニアインターンの多くは、今回当団体が受け入れた方のようにPC作業に不慣れな方もいらっしゃると思います。PC操作はシニアインターンにも必須スキルでしょう。今回お願いをした内容は文字入力ができれば問題ありませんでした。それでも可能であれば、インターンシップに臨む前に、エクセルを活用して名簿などの「表」の作成ができたり、ワードやパワーポイントに写真を挿入できるPCスキルを習得していると、活躍の幅が広がると思います。

 一方で、シニアの方々は知的欲求が高く、ご自身で調べものをされ解決方法を発見し、実行するのは素晴らしかったです。さらに欲を言えば、インターネット検索をしてご自身の欲しい情報にたどり着くコツを習得してインターンに参加できると望ましいと思います。

フレキシブルな仕事対応が団体へのフィードバックに

 スムーズな受け入れを実現するために、ひとつのプロジェクトをお願いし、コーディネータが不在の際も、シニアインターンが決まった仕事を自ら進んで着手できる体制を整えました。お願いしていた仕事内容のほかにも、団体が主催する講座の準備・当日参加や、会議へオブザーバー参加をしてもらい、団体への理解を深める場を設けていきました。

 人手が必要な大量の発送作業などの事務作業にも、臨機応変に参加をお願いしました。単純作業を人生の先輩にお願いするのは一瞬気が引けてしまいますが、発送物の内容を見てもらうことでも団体への理解、さらに発行物に記載された専門用語や、説明が必要な伝わりづらい言葉など、外からの視点でフィードバックをもらうことのできる良い機会となりました。

 また、当団体のNPO 運営に役立つセミナーに代わりに参加をお願いし、内容を報告してもらうことで、事務局に新しいノウハウや、最新情報を共有してもらうことができました。時間にフレキシブルに対応できるだけでなく、知的欲求が高く、参加したセミナーの要訳を質の高いアウトプットで報告してもらうことができるのは、経験豊かなシニアインターンの特徴だと思います。実際に、NPO 向けの広報・寄付のセミナーにスタッフの代わりに参加してもらい、内容を共有してもらいました。共有してもらえたオンライン広報戦略の内容を、団体内のマネジメント会議において、提案・検討できるきっかけとなりました。

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団体内のインターンと良好な関係を構築する交流の仕掛け

 インターン受入れ時は、学生・社会人インターンと、同じようにシニアインターンが在籍していました。シニアにとって20 代や30 代のインターンは、ちょうど子どもや孫ぐらいの年代になるので、関係性を築きやすかったようです。仕事中や、ランチの時間にお互いの事を話しており、とてもうまくいっていました。一方で、シニア同士はお互い遠慮する傾向が、特に男性同士だとあるように感じました。お互いのバックグラウンドを意識してしまう場合もあるので、ランチの時間をスタッフが同席するなど、お互いが和むことができる工夫が必要です。当団体ではインターン席エリアを設けて、交流を促しました。事務所規模が大きくない団体でも工夫できる効果的な方法の一つではないでしょうか。

 シニアインターンと一緒に仕事をしていく上で心がけておきたいことは、経験豊富であり、これまで仕事において意思決定を多くされてきているので、シニアインターンが、言い切りや断定のニュアンスで、時折否定的な表現をする事に注意が必要です。もちろん団体のためを思っての意見なので、コーディネーターは、シニアインターンの意見を議論の火種にせずに、伝えてくれている内容の趣旨をくみ取り、受け入れる配慮が必要です。

団体のニーズとシニアのスキルマッチングを模索する期間が必要

 インターンシップ受入れスタート時は、まずは数ヵ月の中で完結する仕事内容をお願いすることをお勧めします。事前にシニアインターンの経験やスキルを把握していても、団体の状況を理解してからでないと、シニアの経験を活かした仕事はお願いできないと考えます。最初の1ヵ月~ 2ヵ月はコミュニケーションの機会を設け、お昼御飯を食べながらでも、これまでの経験を伺ったり、仕事への意見のフィードバックをもらったりして感触をつかみました。中には寡黙なシニアの方もいらっしゃるので、メールやFacebook などを活用したオンラインのコミュニケーションも必要です。

 インターン期間中のアイディア出し会議の中で、当団体のターゲットとなる、地域のお母さん方に役立つ「子育て支援マップ」の事例を共有してもらったことがありました。授乳できる地域のお店一覧地図を作成することで、ネットワーク団体が運営する店舗も認知してもらうというアイディアでした。商品のパッケージに関する仕事を前職でされていたので、新しい発想を提供してもらえました。発行物や当団体の広報アドバイザーとしてサポートしてもらえそうです。

 2 ヵ月間のインターンを受け入れたことで、シニアインターンの持っている経験と、当団体のニーズのマッチングが明確に見えてきました。今後は営業職の経験を活かしてもらい、地域のネットワーク団体をサポートするマーケティングを担当業務としてお願いする予定です。

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受入れ団体プロフィール:特定非営利活動法人 WE21ジャパン
■スマートシニア受入れ…平日2回/週

■活動内容:全国の市民から寄付された衣類や雑貨を販売するリユース・リサイクルショップ「WEショップ( 神奈川県内56店舗)」を運営するWE21 地域NPO(36団体)と連携して、その収益から主にアジア地域の人たちが力を高める活動を支援している。また、世界の現状を広く市民に呼びかけ生活を見直すきっかけをつくっている。 http://www.we21japan.org/

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