シニア×NPOインターンシップ中間報告~現場で直面する課題~

15 12月

12月15日(水)の第12回「スマートシニアNPOチャレンジスクール」では、11月末より開始したNPOインターンシップについて、研修生による中間報告会を実施しました。
NPO/NGOでのインターンシップ開始以来、皆さんが久々に一堂に会したということもあり、講義中はもちろん、休憩中も活発に情報交換が行われた1日となりました。

中間報告会議題
○はじめてのNPOインターンで実感したこと
○NPOインターンでシニア世代が直面する課題
○NPO×シニア×ソーシャルメディア

はじめてのNPOインターンで実感できたこと

「インターン中間報告会」では、これまでの活動実績や、インターン中に直面した問題や課題について、各自発表しました。
多くの研修生が、初めてNPOと関わりを持つきっかけとなったNPOインターンシップ。ボランティアよりさらに、インターン生として団体へのコミットメントがより求められる立場にあることを意識して、現場で取組まれている方が多くいらっしゃったのが印象的でした。研修生の皆さんは、受け入れ先の団体の様子を少しでも把握して、自分の強みを発揮する機会を作ろうとする意欲を持って取組んでいます。

また、これまで勤めていた会社組織と異なり、少ない人数で業務を行う環境による、NPO/NGO各団体で働く人の業務負荷の大きさを心配していたようです。ただ、インターンに参加したことで、働く人たちは、団体の掲げるミッションや活動内容への共感・共鳴の強さが、モチベーションを高く持つことができ、働く支えになっていることが改めてわかった、と実感・理解されたようです。

NPOインターンでシニア世代が直面する課題

インターン実習で直面した問題や今後想定される課題として、次のような意見交換がされました。

・受け入れNPO側が気を使われ、軽作業の依頼を遠慮されている。もっとコミュニケーションを深め仕事を増やしていきたい。
・受け入NPOの活動に、自分の経験やスキルを更に役立てるための方向性について模索している。
・魅力的な経営資源を持っているにもかかわらず、営業力が比較的弱いので、その強化策を模索・提案したい。
・重要度の比較的低い作業に人材のリソースが割かれている面があるため、本業に本当に必要な作業かどうか、業務優先度の見直しが必要だと感じた。

こうした感想や、意見交換を踏まえ、事務局からの次のようなコメントを研修生の皆さんと共有しました。

「インターン中にご自身が達成したいことや成果を考えることが必要です。それと同時に、受け入れNPO側とのコミュニケーションを更に深めて、NPOにとってのニーズに寄り添った目標設定を考えてほしいと思っています。」

NPO×シニア×ソーシャルメディア

また、研修生の皆さんはインターン活動のテーマとしてNPO団体のソーシャルメディア運用サポートがあります。NPOの現場に入って実感した現状の課題・疑問点を共有しました。

ソーシャルメディアに対する抵抗感があるスタッフの方もいる。理解や信頼を得るにはどうすればよいか。
・受け入れ団体の広報担当者が多忙で、まだ自身もソーシャルメディアの活用に不慣れな点がある。
・自分は現在、データ入力支援業務に携わっているが、並行してソーシャルメディアの知識理解を増やし、役立てていきたいと考えている。

意見交換後、受講生の皆さんから集められた疑問点を踏まえ、ITコンサルタントの高澤講師より「ソーシャルメディア補講」を実施。次のようなアドバイスがありました。

ソーシャルメディアはあくまでツール。それを活用することを目的化せず、団体の施策として導入するメリットが本当にあるのか、どれが適したツールなのか、実情を捉えて検討してください。
・情報の信頼性や匿名性のために、ソーシャルメディアの活用に消極的な団体があるのも理解できます。それでもソーシャルメディアにおける潮流として、比較的Facebookは実名制で、信頼性も担保されてきています。(twitterは匿名での使用がまだ見られますが。)
ソーシャルメディアを使用する際のガイドラインを策定し、団体内で共有することで、方針を明確にしたソーシャルメディアの活用が信頼を得られるひとつの方法だと思います。
・皆さんがインターンを終了した際に、受け入れNPO側にとって重荷にならないようなソーシャルメディア活用策を考えるとより良いですね。

SNS活用実績評価(表彰)

最後に受講生の皆さんが、これまでにソーシャルメディアをどれだけ活用してきたか、Facebookの「いいね!」や、Twitterの「ツイート/リツイート」などの情報発信回数を集計したランキングを発表。毎日1度は必ずtweetした人、面白い、有益な情報をRetweetした人、Facebookで皆さんの近況に「いいね!」をした人等、積極的に活用された上位3位の方に表彰を行いました。

この日は2011年最後の研修ということで、皆さんで忘年会を実施。

シニア世代がNPOとソーシャルメディアを学び、インターンに参加するプログラムは日本でまだ少ない事例だと思います。そのモデルケースを目指すプログラムで、みなさんとご一緒できたことに、ご縁を感じています。引き続き、1月末まで続くNPOインターンシップでの皆さんのご活躍を、楽しみにしております。

(NPOサポートセンター インターン浅水智成

広告
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。