NPO分野における組織運営とは

12 10月

10月12日(水)、「スマートシニアNPOチャレンジスクール」の第2回研修は、「NPOの組織運営 / NPOとの関係づくり」をテーマに、NPOと企業違いを中心に研修を実施しました。

第1部「NPOの組織運営概論、資金の仕組み」
講師:吉川理恵子(NPOサポートセンター事務局長)

第2部「NPOに関わる心構え、コミュニケーション」
講師:岡本達思(岡本事務所代表)

第1部「NPOの組織運営概論、資金の仕組み」

一般企業と比べて、NPOの組織の運営方法や体制にはどういった違いが見られるか?を中心に、NPOという組織体について、さまざまな角度から理解を深めていきました。

・NPO活動に関わる上で理解が必要な、ミッション(使命)、ビジョン、バリューの重要性
・ステークホルダー(利害関係者)の多様性(理事、職員、ボランティア、会員、寄付者、助成財団.etc)
・NPOの運営体制の特徴である、事務局と理事会について
・ボランティアの存在とそのマネジメントの問題  など


NPOの資金の仕組みは、ステークホルダー(利害関係者)の多様性が示すように、その資金の種類も、寄付金・会費・助成金・事業収入と多様です。NPOの運営を左右するだけに、それぞれの資金の特徴を良く理解する必要があります。


また、それぞれの資金の特徴が、どう経営に反映されるかの実際の話になると、関心の高さからか、皆さん一層真剣に耳を傾けていました。

第2部「NPOに関わる心構え、コミュニケーション」


対人関係において、信頼関係をどう構築するか?について、講師と受講生の皆さんの双方向で考えを深めるところから、講義が始まりました。岡本講師の長年の組織広報業務の経験から、マスコミと企業、顧客と企業において、良好なコミュニケーションの構築に、信頼関係がいかに大切であるか。ステークホルダー、バックグラウンドが多様なNPOの内部・外部においても広報(コミュニケーション)が同様に重要です。組織からの一方的な情報提供ではなく、双方向で情報を受発信するなかで、組織のこころを織り交ぜていくところに広報(コミュニケーション)の難しさがあります。


「伝える」と「伝わる」では、相手のこころへの届き方に違いが現れます。

講義では、EQ(こころの知能指数)を取り上げ、アンケートを通じて、受講生の皆さんそれぞれのEQを測りました。自分や他者の感情を知覚し、また自分の感情をコントロールする上で、自分の得意・不得意がどこにあるのかを、把握する機会となりました。


最後は、二人の講師と受講生の間での質疑応答となり、NPOとの協業についての実情や最近の動向について、実情を織り交ぜての活発なやり取りが交わされました。

(NPOサポートセンター インターン浅水智成

◆講師:吉川理恵子(NPOサポートセンター事務局長)
http://www.npo-sc.org/
1995年埼玉県の交流・調査事業でオハイオ州コロンバスに県代表として派遣され、多数のNPOを視察調査。1999年カリフォルニア州サンフランシスコに於ける「実践的NPOマネジメント研修」(JPRN主催/1ヶ月間)を修了。「NPOのマネジメント」、「資金調達」等各種講座の講師をはじめ、NPOインターンシップ等の人材育成事業においてNPOのコーディネーター育成とともにNPOの基盤強化に努める。

◆講師:岡本達思(岡本事務所代表)
http://www.facebook.com/100002116602362
大手グローバル企業の広報・宣伝・マーケティング等の仕事を請け負う会社に35年間所属し、さまざまな形でのサポート、会社経営にも参加する。後半の10年は地球環境保全やCSR (企業の社会的責任)、ブランディング等の企業活動のコンセプト立案や戦略構築に携わるなど、 コンサルティング業務を担当。現在は、広報やCSR関連の業務やNPO等の教育支援活動を行っている。

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